「先程お渡しした名刺に、それぞれ金額を書いて、一番高い会社に決めてはいかがですかね?」
連絡をくれた5社のうち、その場に残っているのは三社。
いない2社うちの1社は、首都圏の本部から電話であるていどの金額を提示し、正確な金額は「最寄りの店舗にぜひご来店を」ってかんじ。
翌日には静岡の営業マンから電話がありましたが、もう決めちゃった後でした。
そしてもう1社は、ニコニコな若者が元気良く、会社のパンフレット持参できましたが、しばらくして無表情で「弊社では無理」みたいなコトを早口で言い残してすぐ帰りました。
そして写真。
残った3社の中で、最後の最後までずーっとルポを見ていた会社が最安値。
あまり質問をしてこないで、他社の営業マンの云う事に後ろから笑顔で頷いていた、いちばん年上で、いちばんのんびり(で買う気がなさそうな印象)だった会社が最高値!
最初に来たからか、冒頭の言葉を提案したり、その場を仕切っていた会社が15万。
ぶっちゃけ1000円差なら、いちばん最初に来た彼ん会社でもイイかとも思ったが、彼自身が「裏に書いて‘せーの!’で」って提案したんだから、ゴメンなさい。
そんな感じで、もうすぐルポとは『おさらば』なのだ。
置き場所が無い訳じゃないし、そんな金額だったら・・・、とめっこさんが言ってもくれましたが、めっこさんの言葉に甘えてはいけません。
あれが欲しい、これは取っておきたい!じゃズルいよね。
同僚たちには「職場の若い衆に売ってあげたら?」とも云われたが、もしかしたらボコボコになったり、下品になっていくかもしれないなんて、考えただけでも・・・、無理!
ボクの知らない場所で、バンバン走るのを想像して『おさらば』するのです。
今は“寂しい”よりも“ゴメンなさい”な気持ちなのだ。